ガバチャは自作してません。
 柴崎さんの自作です。

 深い淵の底にオトリ鮎が根掛したら、竿を何べんもひったくって
 最後にはあきらめて切らざるを得ません。
 下手したらひったくりすぎて愛竿をポッキリ折ってしまう悲惨なオチもあります。

 写真のこれ
 ポケットに忍ばせておいて損はないでしょう。

 深い淵に根掛したら、回収はまず100パーセント不可能なのですから。
 これで回収率50パーセントもあったら儲けもんです。

 ガバチャの使っている写真向かって左側の既製品。
 回収率は50パーセントを超えているように思います。

 柴崎さんが自作しているものはまだこれから試すということですが
] 向かって右のリング状の金具2つ。

 すでにグレートワーポンが同様のものを自作して
 何度か成功しているとのことです。

 自作のは
 根掛した時に竿を縮めて天糸をつかむと
 リング状の金具の隙間から天糸を入れて
 その金具を沈めるというもの。

 金具が根掛りしたオトリ鮎まで沈み届くと
 ひたすら
「ハズレろ~ハズレろ~」
 と念じてリング状の金具につけた糸をしゃくるというものです。

 ガバチャの既製品も金具が開くようになっていますので
 天糸に届けば同様の方法です。

 ただし、天糸に届かない場合には
 この金具を竿尻から入れて竿先の天糸の方までくぐらせなくてはなりません。

 金属が竿にこすれる音がヒェッ~です。
 高価な竿だと勇気がいりますね。
 そこで、このリングにナイロンパイプかなにかで保護をすることをもっか思案中とのことです。

 深い淵は皆さん敬遠してなかなかオトリ鮎を送り込まないので
 以外にビックリするような大物が一発で掛かることがあります。

 この根掛ハズシがあれば今まで以上に勇気が湧いて
 オトリ鮎に一発冒険させてみたくなるかもしれませんね。


 なお、おまけの話ですが
 柴崎さんは通常の浅い場所での根掛ハズシで今年意外な効果を得たらしいのです。

 それは、ダブル放流した鮎があっち泳いだりこっち泳いだりしているのを
 この根掛はずしでピシッとひっかけて一度ならず数回回収したとのことです。

 確かに、上流からフラフラ~とダブル放流鮎が流れてくることが
 たまーにありますが

 ガバチャなどは慌ててタモ網を抜いてジャバジャバすくいに入るので
 ほとんどすくえず逃がしていますが

 この根掛はずしでピシッとひっかけるのは良い方法かもしれません。

 てなことで
 一匹でも獲物を多く獲る川漁師の目がギンギラ光った
 柴崎さんとの鮎談義でした~(*^▽^*)