来季の鮎カタログがあちゃこちゃ出てきたらしいが
ここ数年は前ほど早く手に取って見てみたいとは思わなくなった。
もはや竿や糸などの鮎釣り道具は
その素材や設計などが成熟期に入り
さしたる進歩も無いと思うからである。
いわゆるガラパゴス化しているといえるのだろう。
それでいい。
毎年機能面で飛躍的に進歩した製品が出ていたら
ガバチャの新しもんの欲しがりに火がついて金がなんぼあっても足らないから。
色やデザインが少々変わるのはどうでもよろし。
あとは、自らが釣技を磨く鍛錬に精進するのみと心得ればよいのである。
ところが
科学技術の進歩と言うものは
日進月歩どころか秒進分歩として
所かまわず広がりはびこり続けている。
人間が豊かな社会生活を送るために役に立つものならよい。
だがしかし
決してそのようなものばかりでないとガバチャは思っている。
今日、てんこもり暇なので
コタツにずびこんで寝っ転がり
スマホをいじくりまわしていた。
あっちのサイトを見てはニヤニヤ
こっちのサイトを見てはドキドキ
もっとすごいのはないかー
と
興奮が頂点に達したとき
こんなもんが出てきた・・・
な、なんだこれは?
はぁ?
まぁ海釣りならいいけどさ。
やりたいもんがやりゃあ。
鮎の友釣りに応用すんなよな。
でもさっき言ったように科学技術の進歩は商業主義に走った時
遠慮容赦なく突っ込んでくるんだよな。
何年かすると
このカメラの下にオトリ鮎がついて
鮎の友釣り新時代!
カメラ機能付きハイテクオモリで瀬を攻める。
笹濁りでも赤外線カメラなので大丈夫!
なんてことになりやしないだろうね。
あるいは
野鮎の居るところに寄って行って
こっちから突っかかっていく
鮎ルアーが勝手に泳ぐ!
貴方をけっしてボウズでは帰させない!
闘争本能AI搭載の鮎ルアー新発売!
なんてことになって
あちゃこちゃのオトリ屋さんがつぶれてしまう
なんて世の中が来ないことをお祈りいたします。