知り合いの方が、事情があってなかなか鮎釣りに行けないというので私の釣った鮎をあげました。
あげた鮎はこの前高知の仁淀川の支流で釣った鮎と徳島の吉野川で釣った鮎です。
後日その方から電話があり
あの大きな鮎が入っていた袋の中の鮎は・・・・ちょっとハラワタとかがきびしかったですなぁ、と。
つまり端的に言うとマズかったとのことです。
それはズバリ徳島の吉野川のアユでした。
私は自分で釣った鮎を食べません。
なので、前に何度かその吉野川に釣りに行った高知の釣り友にそのことを尋ねました。
「あそこの鮎は一番まずい。高知でまずくて有名な物部川の下流の鮎よりまださらにまずかった」
とのことです。
そして昨日その吉野川のアユがまずいと言われた方と会う機会がありました。
「あの小さいのが混じってた方の鮎はスゴク美味しかったですなぁ。あれはどこの鮎ですか?」
それは高知の仁淀川の支流である上八川川と長者川の鮎でした。
やはり水の奇麗なところの鮎は美味しいのでしょうかね。
ただ、徳島の吉野川も水は汚くはないです。
いや、むしろ近畿の有田川や日高川のダム下に比べたら清流です。
私はこれまで北陸・中部・近畿・中国・四国の60河川を釣り歩きそれを全て両親に食べさせています。
両親が一番うまいというのはもちろん地元高知の安田川のアユですが、例えば有田川や日高川のダム下の鮎もまずくはなく普通だということです。
一度驚いたことがありました。
父から電話があって
「一昨日送ってくれたあのアユはどこのアユじゃ。安田川に匹敵するぐらい美味かったが」と。
私は驚きました。
何か間違えたのかと思いましたがそれは名張川の上流の長瀬太郎川の鮎でした。
正直私は長瀬太郎川はさほど奇麗な川だとは思っていません。
川の綺麗さは場所にもよるのですが、私が釣った場所は特にそんなに奇麗な場所ではありませんでした。
鮎の味とはわからないものです。
地元安田川の奥地にある人家の無い魚梁瀬地区。
その手も切れるような清らかなせせらぎから釣り上げた美鮎がまずくて食べられないというのです。
うちの父の舌がおかしいのかと思って皆に話したら
魚梁瀬の鮎は確かにまずい。
川の水温が低すぎて鮎が焼いてもベチャベチャして食えたもんじゃない。
とのことでした。
私の今シーズンの釣果は
昨日ブログの記事を遡りながら足し算したらほぼ例年並みのペースで722匹です。
このうち私が口にしたのは3匹ほど。
後は鮎旅の夕飯に出た鮎が7匹で合計10匹ぐらい。
自分的には、鮎は素焼きにして馬路村のポン酢しょうゆをかけて食べたらどれも同じだと思うのですが・・・。
鮎グルメな方からは鼻で笑われそうですネ・・・( ;∀;)
父はかつて私が安田川で10/15のシーズン最終日に釣りあげた鮎が
最高に美味かったと今でも言います。
ひょっとしたら鮎の味も運命?