してそのアユ竿の改造とは
シマノのナギナタの改造です。
そう、鮎釣り史上最チョウチンなチョウチン釣りをするための改造です。
私は、あまねく竿の修理・改造については
世界一、いや銀河系一の技術を持つと思っている和歌山のチャンスを訪れました。
「ちわーす」
「なんなよ。今日は?」
おじさんは鮎竿を持って旋盤作業の真っ最中でした。
「実は相談があって・・・」
「また、折れたんかい?」
「い、いえ・・チョウチンがチンチンのこれこれしかじかで・・」
「はぁ?」
おじさんは腕組みをしたまま
スタコラと竿の残骸が林立したカオスの森に向かうと
カランコロンほじくりまわして
その中から一本取りだすとそれを切ったりはつったりして
「これでどうなよ」
「おお! ぐっどあいでぇ~あ」
私は小膝たたいてにっこり笑い
持った湯飲みをバッタと落とし
歓喜の表情で
おじさんの首にエアー金メダルをそっとかけてあげたのです(*‘ω‘ *)
「あのー、おじさん代金はいかほどで?」
「いらんよー。あとは自分で仕上げなー」
とおじさんはエアー金メダルにも気づかずにまた旋盤作業に戻ったのでした。
まばゆい、なんてまばゆい職人気質なんだ・・・
キラキラしすぎておじさん自身が銀河系みたいだぜぇぇええー
私は
「(銀河系おじさん)あ・・ありがとごぜーやした」
と
丁寧にお辞儀をすると
最敬礼してナギナタを担ぎ
お隣の国のゼンマイ仕掛けの兵隊さんのような歩調でチャンスを後にしたのでした。
この間わずか五分の出来事でした。
これで来季の釣果は
2割アップとのガバ算用のガバチャです(*‘ω‘ *)
チャンチャン♬
あ、違う
チョウチン♬ か