息子が小学三年生ぐらいの頃の話だ。
 夕食の団らんで。

「ねえ、お母さんどうしてお父さんと結婚したの?」
 とカレーを食べながら息子。

 ボクは家内との馴れ初めを訊かれたと思い、このガキもうませてきやがったのかぁと口元を緩めた。
 家内も気恥ずかしそうに気の利いた返事を探しているようだ。

 だが、次の息子の言葉にボクらは絶句した。
「趣味わるいで」
 えっ。
「お父さんと結婚するなんて、お母さんメッチャ趣味悪いで」
 なっ! ボクはカレーのスプーンをカチャリと置いたガーン

 家内は食べていたものを吹き出しそうになって慌てて口に手を当てた。

 相手は子供だ。おさえておさえてと心の温厚派がボクをなだめる。
 一方で、こ、このぉてめえに言う権利はねぇ!むかっ と心の激高派が捨て台詞を言って消えていった。

 息子は何食わぬ顔でカレーをカチャカチャ食べている。
 家内は口元を押さえて体をしゃくって笑い続ける。

 ボクは憮然としてたくわんを口に放り込み、ポリポリといつまでもかじり続けた(-_-メ




ポチッと応援ヨロシクダウン
  


  超燃える鮎友釣り もヨロシクグッド!