神戸三宮の、夜の川に溺れた。

 まず、チャラ瀬。
 さらさらと清流に洗われたような淡白な惣菜が気持ちいい。
 おでん屋さんの菜の音。

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 菜の音と書いて「なのね」と読む。
 一次会にはベストなお店、なのね、とこりゃせ。

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 次に早瀬。

 通称「さんきた通り」に黄色い声を上げる若鮎の群れを発見。
 何ごとかと思ったらサンタさんがビックバイクにまたがっていた。

 いまどきトナカイじゃないんだ。
 でも、よく見るとバイクの先っちょがちょっと赤い。

 なるほど、真っ赤なお鼻のトナバイクさんは~、なんだ。
 へへ、ちょっと字余りだけどいけてるいけてる。




 そして、荒瀬。

 ジャズシンガーの浜田栄子さん。
 この日は彼女のミニコンサート。

 突然、ガバチャーッと情痴に狂ったかのような奇声をあげ、ポロロンとつま弾くはカーペンターズのスーパースター。

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 うっとりわくわくでワンラウンド終了。

 喝采の中、「ガバチャここかけていい」
 と、ボクのイスを半分横取りして座り込む栄子さん。

「ガバチャ~、鮎ってどう釣るのぉ教えてぇ~」 耳元が熱い。
「鮎の鼻に鼻輪つけてねぇ・・・」

「ぶーっ、笑わさないでよ、はは、そんな釣りあるわけないでしょう」
「いや、ほんまやって」

「うそ、ばっかり」
 柔らかなタックルに水割りがカランコロン騒いで、気持ち増水しましたな。

 早く、竿を伸ばせねば時合いを失ってしまうド、とチョイ焦り。

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 すると、ノー天気なイチャイチャを一刀両断するかのように達磨大師登場。
 ギクッ、荒瀬の先は怖気立つような大淵だってぇ。

 飛び入りなのに、この一発には全員がウットリ静まり返ったね。
 情痴の竿をポッキリ折られたガバチャ、心の深淵に届くダイアナロスのナンバーに心酔しきって金縛り。

 細胞にまで浸潤し続ける酒の勢いに負かされ、気が付いたら・・・でへへ状態でした。

 ま、オフの鮎釣り師も、まんざら捨てたもんじゃなかったよな。
 と、四十度近い高熱で三日間うなされながら回想した夜の川でした。





今年、お坊さんになぐり書きされた「絆」をボクも大切にしよう。




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