シルバーウィークに。
 安田川の瀬で竿を寝かせてチョイチョイ引いてたら、カサコソッと反応がありその後グーッと流れに持っていかれた。

 はて、チビ鮎かなと思って抜いたら枯れ枝のようだ。
 サカッとタモ網で受けたら、なんと手長エビだった。

 動かないので死んだのかなとつまんだら、力強くしっぽをはねる。
 逃がしてやろうかとも思ったが、何でも食べるオヤジの顔が浮かび、ヒキブネに入れて持って帰ってやった

 これまで、アマゴ、ウグイ、ズガニ、ウナギ、ナマズと様々な外道を釣り上げてきたが、 手長エビはありそうでなかった外道さまだ。
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 オトリ鮎は、時として何でも引っかける。

 10年ほ ど前、日高川で今回の手長エビに似たような感触を得たことがある。
 急瀬で引いていたら、カサコソッときてグググッカカンカンッと流れに持っていかれた。

 タモ網をかまえて引き抜いたら、なんと眼鏡(メガネ)だった。
 片方のレンズが割れてない。

 フレームも少し錆びていた。
 落とされた方は、その時さぞかし困ったことでしょう。

 奈良の高見川ではこんな事も。
 河原を走りまわってた野良犬が、暑さからか川に入って泳ぎだした。

 と、対岸で釣っていたおじさんの竿が突然弓なりになる。
 おじさんは腰を落として竿をためた。

 尺鮎か? と見ていたらどうも様子がおかしい。
 泳いでいた野良犬と同じ方に移動している。

 野良犬が、川から上がりブルルルと 水をはじき飛ばす動作をしたとき、足のところにオトリ鮎がぶら下がっていた。
 おじさんが「このクソ犬ーっ」と怒鳴って追いかける。

 が、犬は驚いて逃げるばかりだ。
 おじさんは野良犬に引っ張られるような形で、竿を曲げたまま河原を一周するとウォー ッと悲鳴を上げながら、そのまま雑木の方に消えていった。

 教訓、大物が掛かったときは、ちゃんと糸が切れるようにしておきましょう。


釣り友に聞いた話。

「ヘチの蛇にやられるくらいのところがいい」
 と言われて思いっきりヘチに持って行ったら、グンッと手応えがありオトリ鮎が飛び跳ねた。
 
 ヘチをゴソゴソと腹を返しながらオトリ鮎が移動する。
 やがて崖の下岩まで到達すると、大きな野ねずみがオトリ 鮎を引っさげて姿を現した。

 野ねずみは不自由そうに、そのままオトリ鮎をひっさげ崖の上の方にカラカラと登っていったそうな。

 鳥もあった。

 10年ほど前の安田川。
 何の鳥かはわからないが、水面近くを猛スピードで数匹が滑空しまくっていた。
 その鳥が視界の真ん中で突然停止!

 水中糸の金属糸に鳥が絡まった。
 全く動かないので緩めてやったら、羽が自由になったのかバタバタと羽ばたきだしてオトリ鮎が浮き始めた。

 オイオイッどうなるんや? 
 と思ったら外れてどこかに飛んで行ってしまった。
 確か0.1の金属糸だったと思うのだが、その後何の影響もなく釣り続けたと記憶している。




そう言えば、これも外道さまなのかいねぇ・・・・ ・・。


あん?、ゲドウさまってなんのことぉ。




ずっと外道だったら、コワいよな。




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