その昔
はしかで死亡って・・・( ゚Д゚)
私は和歌山に就職して社会人になった頃にはまだ友釣りをやっていなかった。
当時友釣りは故郷の高知では年寄のする釣りで
若者はもっぱらフンドウジャクリと呼ばれる方法で鮎を獲っていた。
フンドウジャクリとは箱メガネで水中を覗いて
2メートルぐらいの竿を振りながら水中にガン玉オモリを沈めて
その少し上にくくり付けてある3本錨でアユをひっかけるというものである。
大阪出身で友釣りをする先輩は私のフンドウジャクリの話を聞いて非常に興味を持った。
だが、高知では許されている漁法もこの和歌山では許されていない。
その話をいつも行くたこ焼き屋で一杯飲みながら話していた。
ら、たこ焼き屋のオジサンがそれ面白そうやなと話に加わった。
オジサンの話では、貴志川の支流に真国川と言う小さな川があって
そこなら監視員もいないのでできるだろうということであった。
実は私はフンドウジャクリの仕掛け一式を和歌山に持って来ていた。
なので、さっそく次の日曜日に先輩と二人してその真国川とやらに行くことになった。
真国川に行くには通常は貴志川沿いを上っていくのだが
オジサンに教えてもらった桃山町の方から険しい峠道を超えるルートの方が断然早いというのでそちらから行くことにした。
実はこのルートの選択が私たち二人にちょっとしたエピソードを招いてしまうことになる。
コンビニなどない時代。
先輩と近くのスーパーでパンと牛乳など買い込んで真国川を目指した。
車は先輩の日産サニー。
先輩がハンドルを握る横で私が地図を広げて今でいうナビゲーターを務めた。
桃山町まで順調に行きその後山道に入った。
峠の上り坂の途中で広い路側帯があった。
少し休もう。
そう言って先輩は車を止めた。
山道の両側には陽を遮るほどの雑木が生い茂っている。
私は外に降りるとドアロックをして車の扉を閉めた。
遅れて先輩が外に降りてきてドアをガチャンと締めた。
と同時に、先輩のアーっしまった!
という悲痛な声が山間に響いた。
カギを車の中にロックして閉じ込めてしまったのだ。
二人ともうろたえた。
こんな人っ気のない山の中の峠道で車のカギを閉じ込めてしまったらいったいどうしたらいいのだろう。
もちろん携帯電話などない時代のことだ。
誰かが通りかかってくれるのを待つか
しかしそんな車が現れたとしてもなんの手助けにもならないはずだ。
先輩がもはや大きな石を探してきて窓ガラスを割るしかないという決断に至った時だった。
一台の軽四が下手の方から上ってきた。
私たちが手を上げると、軽四は止まり中から小太りの中年が降りて来た。
明日につづく
当時先輩のカーステから流れていたこの曲・・
小学生の頃、休み時間になるとこの金井克子の振り付けをまねて
クラスのみんなを爆笑させていたっけ
あーもうちょっと勉強にせいだしときゃよかったよ(*´ω`*)
「他人の関係」(たにんのかんけい)とは、金井克子の楽曲で、31枚目のシングルである。1973年3月21日に発売。 金井のシングル盤では唯一、オリコントップ10にランクインした。1973年6月4日付チャートでトップ30入り、徐々に順位を上げ、同年7月23日及び7月30日付チャートで最高の 8キロバイト (768 語) - 2019年5月28日 (火) 17:54 |