ガバチャの前回記事を見た釣り友のUくんより連絡があった。

「競技メガトルクの急瀬抜90を売りたいのですが」と。

刹那、ガバチャの脳裏に急瀬が欲しくて欲しくて喉から手を出しているNの顔が浮かんだ。

さっそくテレホン。

「実は、これこれしかじか・・・・・・」
と歯に詰まったオデンのスジ肉をつまようじでシーハーシーハーしながら話し始めると
まだイントロも終ってないうちから

「買う買う買うーぅぅぅぅうう」
とダボハゼ状態のN。

ものの数秒もかからず 11万円でハンマープライスでした。

数年オチだけど使用回数が少なく程度が良い
のもあるけど、なによりかにより商売は信用が第一です。
ヤフオクのような相手の顔が見えない不安はありません。

Nいわく
「これで終盤の巨鮎もばっちり。尺鮎どんだけ釣れるかなあ。はは」

さながら鮎竿取引所となったガバチャは思います。

「そういうのを仮想釣果っつーんだよ」
と。

そう、でも仮想釣果には夢がある。
夢は実現するものではなく追いかけるものなのだろう。

人はリアルとバーチャルの境界が薄れ混然となる境地に立った時
理性を失い、快楽脳の赴くままに本能をズブズブとその対象物に差し向けてしまうのではないか。


今、メガトルクの魔性に囚われられたNに捧ぐ


いよっ! 天下無双の即答即決男!
まさに急瀬のように、素早い二つ返事野郎!
万年後悔先にも後にも立たないお買い物奔放メダリスト!

田舎の田んぼの氷上で
羽生も腰抜かすような4回転アクセルで飛んでみろ!

吉野川の豪瀬で
小平も失神するような爆速滑りでバッケンレコードな巨鮎仕留めてみろ!




さっき届きました。


ピカピカです。


キラキラです。


ズコバコ抜けそうで~す(*^▽^*)