鮎釣り師ガバチャのひとり言

釣りあげた鮎で仲間と酒を飲む   これ人生のユートピア!

    のらネコのお話

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     久しぶりに暇な土曜日を過ごしていたら事件発生。
     今朝、十時頃自宅横のにゃんこハウスでクルミが突然ウシカラーに襲撃されたドンッ

     騒ぎを聞きつけてトイレから慌てて駆けつけたら、すでにことは終わっていて家内らが騒然としていた。

     クルミはウシカラーに顔中を引っかかれて全治一カ月の重傷。
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     ウシカラーとは、以前からクルミの後をつけていたガラの悪い野良猫のことだ。
     ボクはまだ見たことはないが、家族らの話では見た感じが乳牛に似てるのでウシカラーと呼んでいるらしい。
     
     何があったのかはわからないが暴力はいけない。
     と、家族から捜査依頼を受けた名探偵ガバチャはさっそくウシカラーのプロファイルを作成した。


     ・ 一方的なストーカーではなくむしろクルミと相互関係のあるペルソナ的社交術にた
       けた野良猫である。

     ・ クルミの居場所を事前に知っていた不気味なほど目と鼻と耳の利く町内一デンジャ
       ラスな野良猫である。

     ・ クルミが団地内での人気者であることをいみ嫌う嫉妬深いエゴイストな野良猫であ
       る。

     ・ 空腹を満たすことに執拗な意欲を持ち場当たり的に感情を爆発させる性格の悪い
       野良猫である。

     ・ 単独犯行に十分な巨体とふてぶてしさを備えたご近所迷惑ナンバーワンの野良猫
       である。


     これは単なるエサの奪い合いではない。
     早く逮捕しなければ第二、第三の犠牲者が出るだろう。

     ちょうどブログ記事がネタ切れなので暇にまかせてモンタージュを作成した。
     本日よりウシカラーを全国指名手配とします。

     見かけた方はガバチャまでご一報を。
     ええいっ爆弾むかっ逮捕したらイヤと言うほど乳をしぼってやるぜっ!!


     ウシカラーとはこんな感じの猫ですダウン
     特徴は体が犬ほど大きく時々モォ~となきます!?
     そ、それってどんなネコっすか~叫び

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     新年を迎えるにあたってクルミに家を買ってあげた。
     もともとあった発泡スチロールの家に設置してクルミを待つ。
     
     やがてノコノコと寒そうに現れるクルミ。
     やや!? いつもの家になにやら変なものが、と立ち止まるクルミ。

     ニオイを嗅いだりして慎重に点検を終えたクルミが新築の中へ。
     前進でゆっくりつっこむクルミ。

     だが、入りきらずおしりがでて身動きのとれない状況に陥る。
     家が狭すぎたのかクルミがでかすぎたのか。

     しっぽをだしてニャ~と一声かすり鳴く。
     贅沢を言うな、我が家だって狭いのだ。

     窮屈だからこそ家族が寄り添える。
     この正月、何年かぶりに家族がそろった。

     狭い居間のこたつに競り合ってテレビを見て笑った。
     滅多に無いあたり前が幸せだと感じられるのも、家が狭く暖かい場所が一カ所しかないおかげだゾ。

     とそこまで思って気がついた。
     君の子供はどうした。

     数年前、ちいちゃいのを3匹連れてきたことがあったよな。
     大きくなって元気でどこかで暮らしているのか。

     この寒空で、さ・・・・・・きっと元気に巣立ったんだよ、な。
     だから一人なのか。

     思えばクルミと出会って15年は経っている。(前編中編後編 参照)
     ネコ年でいうと後期高齢者なクルミが、緩慢に後ずさりを始めた。

     もう少し大きな家を買ってやれば良かった。
     スマン、許せ。





     スポンジ質でできたフワフワで暖かそうなにゃんこハウスクラッカー
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     以前からある発泡スチロールハウスに合体させてみたにひひ
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     ところがサイズが合わずこのような状況にガーン
     クルミでかーい!!
     にゃんこハウスが傾いてまっせ。

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     本当はこの写真のようになる予定だったのだが。
     げっ、よく見るとS小さめのネコにピッタリと書いてあるではないか叫び
     この写真のように顔を表側に向けて屋根にあるのぞき窓からシッポだけ出すなどという器用なことはクルミにはできないだろうな得意げ

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     結局、外に出たクルミは顔をひとしきり洗って・・・。


     外でうたた寝をはじめてしまった。
     さて、どうしたものやら得意げ
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     土曜日の夜中、家の外のカランコロンという物音で目が覚めた。
     ひょいと見ると、クルミだ目

     ペットボトルのカラを蹴飛ばしたり段ボール箱に突っかかったりしている。
     何やってんだよいったい。
     と、直ぐに寝たぐぅぐぅ

     朝起きると引きちぎった段ボールの上でクルミが寝ていた。
     昨日の騒ぎはいったい何だったのか。
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     意味のある行動なのか無い行動なのか。
     ついにこの異常な暑さでやられたのかドクロ
     ボクに気がつくとニャ~といって近寄ってきた得意げ

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      ミルクでもあげるか、クルミにグッド!
      と、牛乳を持ってきてふと思った。

     いっちょうクルミをからかってやるか。
     そんなことで、ボクの方こそ意味もない行動に出てしまったひらめき電球




      考えてみたら意味のないことをする時って案外一番幸せなときなのかもしれない、と思ったりもした。

     ほら・・・うまく乗ったうまく乗ったぁークラッカーアップ
     って、ガバチャもついにこの異常な暑さにやられたのかニャ、とべーっだ!

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     翌日また野良猫はやってきた。
     今度は家内を呼んで鰹節と牛乳を与えてやった。

     牛乳だけピチョピチョピチョピチョ飲む。他のものを与えても残すのだがいつも牛乳だけは全部平らげる。

     そんなある日、名前でも付けてやろうかと思案した。牛乳が好きなのでミルクの2文字をとってミルとした。うん、これは粋な名前だと自画自賛。

     さっそく手の平をだして「ミル、ミルミルミルミルミ・・ルミ、ルミ」げっ、ルミ!えっ 
     ルミはやばいよルミは~。ぼつ。
     やっぱ平凡な猫だから凡の助にしよう。「凡の助、これ凡の助や」なんか落語みたいになっちゃったなと思ったら、背中を向けて出て行ってしまった。

     そこへブログを見た中学生時代の同級生ウネからのメール。
    「ミルクの反対でクルミにしたら」とのこと。

     確かに野良猫は雄か雌かもわからない。クルミならどちらでもオッケーな名前だ。クルミに決定。

     ノソノソ遠ざかる野良猫の背中に「クルミ」と呼びかけたら、ピタリと歩行を止めてこちらを振り向いた。おおっ、振り向いたぞ! ひとり喜んでガッツポーズ。

     首だけこちらを向けていぶかしげにじっとこちらを見るクミル。「そうだおまえはクルミだ。はは」暇だと些細なことがうれしい。

    「クルミ」ともう一度言ったらぷぃと背中を見せてまたノソノソ歩き始めた。
     ボクはギプスの足をかばいながら立ち上がると「クルミ、こらクルミ、お前クルミやど、また来いよクルミ、クルミカムバ~ック」とかなんとか言い続けた。
     が、結局クルミは一度も振り返ることなくゴゾゴゾと隣の敷地へと消えていった。

     で、その後クルミがどうなったのかというと、完全にうちの子になっているのでごじゃいますにゃ~
    べーっだ!グッド!




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     月日は流れて昨年、ちょっとした出来事がボクにあった。
     
     鮎釣り中に河原でコケて足を骨折。
     右足のかかとをつぶしてしまった。
     
     ギプスで松葉杖のボクは情けなく縁側でジッとしておくしかなかった。
     そこへ現れたのがあの野良猫。
     
     かつての俊敏な動きはなくノソノソと歩いてくる。ボクと目が合うとピタリと足を止めた。ジッとにらみ合う両者。何年ぶりの対峙だろう。

     ボクがギプスに手を置いて視線を緩めると、安心したのかまたこちらに歩み寄る。その緩慢な歩みにおまえも年をとったんだな、といささかの同情がわいた。

     気持ちが伝わったのか目の前まで来るとニャ~と鳴く。
     積年の恨みとばかり松葉杖でひと突きでもすれば簡単に片が付く至近距離。そこでニャ~と鳴かれたら仕方ない。

     腹減ってんのかおまえ。とふと、食事を与えられるだけの今の自分と重なった。重たい体を松葉で支えて片足で立ちあがる。

     確か鰹節があったなと、ケンケン飛びで台所に。とっ、ウワー。ドンガラガッシャーン。高さ5センチもない敷居にけつまずいて頭からゴミ箱に突っ飛んだ。

     二階で本を読んでいた家内が駆け下りる目
    「だ、大丈夫かいなおっさん?」のぞき込む家内。

    「猫が~」と突っ伏したままうめくボク。
    「猫~?」家内が振り向いた時には、すでに野良猫は驚いてどこかに逃げてしまっていたかお



    クルミのおねだりのニャ~を聞いてやってください音譜



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